普通の生活の中では同じ視点から ひとつのものを見てばかりになりがちで、
普段はそれはそれで 平穏無事なやり方かと思いますが、
あまり解決に向かわない何かを抱えている時には、視点を変えるのはとても有用ですよね。
その「視点を変える」ってのが、どうしてなかなか難しいことが多いんですけどね。
自分一人であれこれ悩んでいても打開策が見つけにくい時には、他人からの視点を参考をするのもいいですよね。
もしくは、物理的に状況を変えてみる(山に登るとか、近くの緑のあるところに行くだけでも)も有用なんじゃないかと、久しぶりに高いところに来て思いました。
カウンセリングとかのいいところは、自分だけで考えて堂々巡りになっているのを、ちょっと方向性を変えられるところなんではないかなと思っています。
漢方も、停滞しているものを動かしたり、行きすぎているところを戻す方に働いたり、足りないものを補ったり、と「本来の自分に戻すためのきっかけを与えてくれるもの」と捉えています。
そんなちょっとしたことで解決するとは思えない、ということが良い方に向かったりすることもありますから、「少しの関与」「わずかな試み」ってのは侮れません。
非常に抽象的な表現になりますが、そういう医療をしたいと常々思っています。