どちらを向いても難儀なことや苦しげなることが見えてくる地上世界、に疲れたら
上を向いたり遠くに目をやって自然現象を観察するのが良いですねえ。
思えば、詩とか俳句とか、そんな観点のが多いですね。空に吸われし十五の心とか、蛙飛び込む水の音とか。
昨今はポエムとかって言われて軽んじられがちですけど、
こころの抵抗力とか免疫力とかに、世間一般と違う視点や言葉が有用です。
逆に、世間にどっぷりと浸かりすぎると、
精神的な抵抗力免疫力が落ちますね。
(身体的なのもそうかもしれません)
時々自分もそうなってしまいますけど。
遠くという意味では、ものすごく昔の物語や書物を読むのも、脳の交通整理に役に立つような気がします。昔のは言葉が違いすぎるので、なかなか原典そのままでというわけにいかないのが辛いところですが、そこはちゃんと、先達が解説を書いてくださっていて、ありがたいことです。
そんなわけで、ぼけっとしたあたまで古典(の現代文解説付き)を読むと、頭がしゃっきりしている時よりも読みやすい気がしております。
こういう現実逃避の仕方もあります、ということと
あたまがぼけっとしている時がチャンスです、が本日の趣旨でした。ではまた。