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4周年

この写真は森野旧薬園という奈良県宇陀市にある薬草園で取りました。

漢方を共に学んでいる仲間たちと訪れてきたのですが、日本における薬草採集・栽培さらに薬草研究の歴史が感じられて、すごく良いところでした。(写真は薬草でなくカエデ…だと思います笑)

 

個人的に宇陀は、少々興味のある日本神話における重要地でもあり、かねてより想像の中でいろいろイメージを膨らませていました。

 

実は宇陀から通ってきてくださっている患者さんもおられたりでずっと興味を持ちながら、何となく機会がなく、三輪の大神神社より向こうに行ったことがありませんでした。

今回は丸一日滞在したのですがまだ行きたいところが残り、さらに薬草園もいろんな季節の様子を知りたいのでまた時々お邪魔しようと思います。

 

先月はお休みを頂いて四国の祖谷に行っていました。

実家の高祖父がそのあたりから出てきたと伝え聞いていて、かつ少し珍しい旧姓と同じ名字の方が住んでいることを学生時代に知って一人旅で一度行ったことがありました。当時まだ今より秘境感が強く、ボンネットバスで渓谷の細い道を揺られていくのがあまり怖かったのでなかなか再訪できなかったのですが、今回ついにようやく行けた次第です。

 

道も良くなっていて自分も大人になったせいかずいぶん雰囲気は違ってみえましたが、何より驚いたのが宿でも観光地でも外国人が日本人より多く、中居さんまで外国の方だったことでした。

時代の移り変わりを肌で感じました…

一方で、あの環境から山を越えて瀬戸内海を超えて新天地を求めたご先祖の気概も、なかなかすごいなあと改めて思いました。

 

本当は剣山に登ってみたかったのですがまだ道が冬季閉鎖中だったので、また機会を見つけて行きたいと思っています。

 

今の仕事についていなければ、旅行関係とか各地を回ることを仕事にしたかったという気持ちが結構あります。(民俗学や文化人類学に興味が強かったのです。)

今となっては趣味としてで十分ではあるのですが、人生の残る時間で訪ねてみたい、空気を感じてみたいところが国内だけでも数多あり、海外も含めると絶対行ききれない状態なので、いかがしたものかと思う今日この頃です。

 

幸いなことに他の人の土産話でもわりと行った気になるタイプなので、ぜひみなさんも、気になる場所とか、先祖が暮らしていたらしい場所とか笑 いろいろ足を運んでみて教えてくださいませ。

 

私はその場ではただひたすら羨ましがるだけだと思いますが、あとでGoogle map見てWikipedia見て、なんなら関連書物をポチろうか検討したりしはじめます…

 

最近検索していろいろ思いを巡らしたのは、宇陀の榛原空襲と、祖谷山一揆、それに紀州征伐です。

その辺りを見ていて久しぶりに(和歌山にいた頃に知った)名草戸畔の本が買いたくなってついポチりました。

 

最近の出来事といえばもう一つ、子供に連れられて(厳密には付いて)行ったイギリスの若手ミュージシャンのライブでペルーからの留学生と知り合いお話していたら、ペルーの伝統医学の話もしてくれました。

私にとっては南米は遠い存在だったのですが、インカ帝国、アンデス文明あたりの薬草の世界もその歴史や現状が急に身近に感じられ、とても気になっています。

 

人間の生きてきた流れやいろいろを見るのが興味深くてですねえ…

時間がいくらあっても足りません。一人では到底無理なのと、脳のメモリーにも限界を感じるので、皆さんにも(もちろん私のとは全然別のそれぞれの興味の対象の探求活動に)ご協力願いたいです。

私もただひたすらウキウキすることを目標に、気の向くままの探求をしていこうと思っております。

 

久々のブログ、とりとめもなく綴っておりまして冒頭の4周年の話にどう戻すかが非常に難しくなってきましたが、いい出会いや楽しい巡り合わせがあるのはうまく行っている証拠だと思うので、今後もこの調子でやって行きたいと思います。

実はこういう気の流れの良さが、「元気になる医療」の軸であり根本であると考えています。

調子が良くなってくると自然と、もろもろ開運するのをよく目の当たりにしています。その支援業は、今後もしていきたいです。